50歳になった時、私はすぐにJR 九州のハロー自由時間倶楽部という無料の会員登録をした。が、その後のコロナで旅することもなく、放置 されていた。今回湯布院への旅で、ハッと思い出して利用してみることにした。
最寄りのJR 駅でチラシを確認すると、北部九州3日間特急在来線乗り放題が8350円とある。早速ネットで購入する事にしたが、驚いたことに今年の4月から乗り放題パスが9800円に値上がりしており、かつ自由時間倶楽部の入会年齢が60歳に引き上げられていた。60歳未満ですてに会員であるものは、引き続き利用可とのことで、値上がりは残念たが、会員登録していたことに小躍りしてしまった。
ネットで出発日を登録しチケットの予約をおこなった。
出発日の数日前にチケットをみどりの窓口に取りに行く。3日間のうち特急は6回指定席がとれる。そして特急自由席と在来線は乗り放題。まずは日豊線まわりで湯布院までの乗車券を手に入れた。
北部九州は南は熊本三角まで、西は長崎、北は下関まで乗車可能。こんなに乗れるのかと、湯布院からもう一泊して長崎に行くことにした。お目当ては、昨年秋に開館した長崎市恐竜博物館だ。
小さなリュックに荷物を積めて、ざっくり行程を決める。
旅行を楽しむために、荷物を少なくすることに腐心する。何を減らすか、何を持っていくか、もうここから楽しい。
一人旅のお供の本はamzonfire 10を持っていく。これはすごいコスパのタブレットで、非常に愛用しているので少々重いが持参した。
あとはコンパクトに畳める大きめのバック
お土産を買い込むわたしにとって、これが超絶役に立った。(エコバッグジャマニアワナイ)
日豊線は揺れるので、読書は控え
風景をみながら久々の旅気分を味わう。
湯布院での顛末は
別に書くとして
湯布院から長崎へは、ゆふいんの森号で久大線を走る。ゆふいんの森号に乗るのは学生以来33年ぶりだ。(ちなみにゆふいんの森号は平成元年から運行)あの頃と変わらず美しい車両に惚れ惚れする。
そして久大線の風景がまたいいのだ
天ヶ瀬の滝や耳納連山のアナウンスが流れ、時折ゆっくりと走行する、THE観光列車。深い緑が加齢の疲れ目を癒してくれる。
鳥栖駅で乗り換え。サガントスのホーム駅前不動産スタジアムを眺め、のんびり長崎行きの特急かもめを待った。
梅雨の合間の晴れた日に、風が通るホームでベンチに腰かけている幸せといったら言葉にできない。
かもめに乗って長崎へ、太良町からは海岸線を走るので左座席がおすすめだか、私は右に座ってしまったので、帰りは右側を指定しようと心に誓う(が、帰りは左側に座って、太良町過ぎる時に思い出した。)
長崎について驚いたのは、駅と駅前の様子だった。今年9月に開通する西九州新幹線に合わせてめちゃくちゃきれいに大きくなっていた。駅前も大がかりに開発中。また、楽しみが増える。
目的地の長崎市恐竜博物館は、野母崎という、長崎の突端にありバスで行くため、バスセンター近くに宿泊。
そしてホテル隣の江山楼でちゃんぽんにうち震えた。
つづく