東京行きの飛行機は
家移りをして
車を処分したら、福岡空港のほうが便利になってしまった。
北九州空港の良さは
早朝から深夜まで便があることと駐車場の安さだと思う。
車を処分したことで
北九州空港の利用のハードルはあがってしまった。
今後は、飛行機の発着に合わせた小倉行きバスのアクセスを検証しなければならないが、
今回はひとまず福岡空港から
東京に旅立つことにした。
快速で60分(特急も新幹線も使わず)地下鉄で数分
あれ?改札からもうターミナル。
すごい!こんなになってるのか!?
北ウイングと南ウイングがあって羽田空港のミニ版という感じ。
長いこときてなかったけれど
福岡はもう肩を並べられない大都会になってしまっていた。博多駅と空港しかみてないけれど、人と店の多さに物怖じしてしまうほどだ。
同じ県内にある
2つの政令市でありながら
旭日昇天の福岡市と
斜陽の北九州市。
時々協働で仕事を行うときも
"福北"であり、"北福"とは言われない。
福岡市のほうが上であり
北九州市は格下だという無意識の感覚が透けてみえる。実は、北九州の人もそういう感覚の人が多い。
しかし、格下扱いされることにいちいち目くじらを立てる地元出身ではない私とは違い、地元の人はよくも悪くもその感覚を"受け入れてる"という感じがする。
『福岡市はすごく都会ですごいね。北九州市とか足元にも及びませんよ。』という感じ。でも、そのあとには『で、それが何か?』っていうのが北九州市の人なのだ。
もう、そういう本物感が
私は、堪らなく好きだ。
いぶし銀の人生観。
流れ者を受け入れる度量。
来るものは拒ます、
去るものは追わず、
でも、自分はここにいるという淡々とした地元意識を時折感じて、
ますますここが好きになる。
わたしもいつかホンモノになれたら
少しは北九州の力になるかもしれない。