souan-1969のブログ

熱しやすく冷めやすいままで生きていく

好きをきわめるひと

とにかく

小さい頃から

生粋の

三日坊主なのだけれど、

長じてからは

それを

“好奇心旺盛”とか”チャレンジ精神がある“などと言い換える術を身につけた。

 

好きは沢山あるけれど

すごく好きや

何物にも変えがたい好きという境地には

どうにも至らない。

 

好きをきわめるひとが、

好きなことで食べていけるプロに

なれるのだろう。

 

先日開催された

中村天平さんのピアノコンサートは

12月24日クリスマスイブに

門司港

重要文化財である三井倶楽部という

レトロモダンな建物で

Steinway & Sonsのピアノを聴くという

特別感満載のものだった。

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もちろん

天平さんはすごい。

すごいのレベルが別次元なので今回は

ちょっと置いておいて、

 

天平さんが全幅の信頼を寄せる

九州で2台しかないFazioliの

調律ディプロマを持つ

調律師の越智さん…

も、置いておいて、

 

毎回、新しく興味深い企画を打ち出し

築き上げたクレジットで

客席を満員にする

tenteco worksの二人。

も、置いておいて、

(これだけでも好きのきわめびとが揃い踏みなコンサートだったのがわかる)

 

そのコンサートのアンコールで

天平さんと連弾された

Aさん。(お客様)

超絶技巧の“火の鳥”を

楽譜もなしに弾きこなす

その様は

天平さんをもって「もう趣味の域超えてるよね」と言わしめる程の腕前。

仕事はピアノとは全く関係ない

特定技術者であり

かつ、超多忙ときている。

ポーラセーツ、フェイクスイーツ等の

手芸技術も驚愕するほど。

 

彼女の“好き”は

私にとって

特別に思えた好きのきわめ方だった。

彼女好きは私と同じ種類の(結果同じではない)

あれも好き

これも好きというものだと思われるが

好きの深さや没入のレベルが

桁違いなのだ。

(職業的なプロではないという意味で。言葉でいうなら“玄人はだし”だろうか。)

私を感動させる類いの、

好きをきわめるひとなんだ。

(その場にいたみんなが感動していた)

 

この頃

私の周りには

この極めびとタイプの人々があふれていて、

わたしも

なにか、コレといったものを

見つけたい…

 

という

気持ちはいっぱいあるのだけれど、

そう考えるとキツクなる自分がいる。

(のらくらしてるのが好き)

だから

周りにあふれる

好きをきわめるひとたちに

仲良くしてもらえる自分を目指そうと思う。

(ハードルは出来る限り低く)