souan-1969のブログ

熱しやすく冷めやすいままで生きていく

"寂しい"の寂しさ

 

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うちのトルソーちゃんは

浴衣仕様になりました。

もうすぐ夏です。

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今日はとても

キリキリまいの1日でしたが

夜は

司法福祉ネットワークの勉強会に参加しました。

 

本業の時の

おしゃれで素敵なリリーフランキーさんを

もっと若くした感じの方が

薬物依存症であった当事者として

お話ししてくださいました。

現在薬物を使用していないという意味では

過去の話ですが

自助グループに所属という意味では

現在進行形です。

 

とても人懐こい雰囲気で

まるで小川の水がサラサラと流れるように

お話しをされるため

その話し方と

非常にハードな半生の

ギャップに

私は混乱をしてしまいました。

 

この方は

薬物使用のきっかけを

「寂しさ」と答えられました。

それは

とてもライトな感じの「寂しさ」でした。

 

だけど

その言葉は、

あっという間に

底のみえない深い場所へと

沈み込んでしまったような感覚になりました。

 

どうしようもない孤独というものの

微かな輪郭が見えてしまった気がして

少し怖くなってしまった程です。

 

何度目かの逮捕で

家族から縁を切られてしまった時

「ああ、これで家族の期待に応えなくてよくなった」と、安堵を覚えたそうですが、

それとは別に

「もし死ぬ時に一人ぼっちだったら連絡しておいで」と言われたことも

救いになったようです。

 

寂しいの深淵は

深くて怖い

 

家族は冷たくてあったかい

とても不可思議なものだと

感じた夜です。