souan-1969のブログ

熱しやすく冷めやすいままで生きていく

11月30日の月

職場を出た時は

もうすでに薄暗くて

それでも西の空には

ほのあかく夕陽が残っていた。

しかし、東に帰る私は、夕陽を鑑賞することはできない。

東に向かって車を出すと

なんと大きな月。あぁ、今日は満月だった。

写真を撮りたいけれど

運転中。

信号停止では、タイミング悪く月は雲間に隠れてしまう。

そうこうするうちに

月はどんどん遠ざかり

高く小さく登っていった。

 

仕事で"支援"なるものを行なっているけれど

答えのない仕事は(本当はあると思う)

本当に難しい。

こちらが決めたルールを守ってもらうことに気を取られ、結果を急ぎ過ぎて

気持ちをないがしろにしてしまう。

そしてそっぽをむかれてしまうことがある。

 

『こんなに一生懸命やっているのに』と

思わなくはない。

しかし、すぐにひとりよがりを反省する、それなりの年月を費やしてきた。

 

うまくいかないまま移管したケースの親族に

今日たまたま連絡する機会があって

こちらが名前を告げると

「まぁ!お世話になっていたsouanさんですか。あの時はいろいろやっていただいたのに、◯◯がひどい態度をとってどうもすみませんでした。そして本当にありがとうございました。」

と言われて

支援の方向性は間違ってなかった。方法を間違えただけだったのだと、ホッとする思いがした。

ありがとうを求めているわけでは決してない。

だけど、ありがとうの言葉が

明日の力になることは事実。

 

あーお月様

今日は嬉しい日だった。

あなたはグングン空に登ってしまって、写真を撮る暇をくれなかったけれど

今日はほんとにありがとうございます。