人との距離感が難しいので、
かなり気をつけて人と接しているけれど
時々取り返しのつかない失態も犯す。
しょっちゅう会う人は
私の人の悪さもなんとなくわかっているけれど、
たまに会う人は
私をすごくいい人と思うらしい。
だけど
すごく冷たくて、底意地悪いとこあるから気をつけて。
そんなこんなで
人との繋がりを強く求める風潮や
それを推進する仕事などに疲れ、
一方で
個人や個性の尊重を謳う意見に
なんだか折り合いがつけづらく
柄にもなく気落ちして
実家に帰省した4連休の2日目。
実家への帰省は10ヶ月ぶり。
お彼岸だというのに
お墓参りの話はでずに
仏壇に手を合わせるのもそこそこに
母と私はうどんを食べに出かけた。
人気のうどん店は
お昼時間から少しずらして行ったにもかかわらず、店内は超過密状態でお客さんがうどんを啜っているし、店内にも店外にも行列ができていて、さすがに諦めた。
でも、うどん屋さんがはやっていることに
ホッとした気持ちになる。うどん屋さんまでの道のりには、私の小中学校時代の通学路があるけれど、金物屋さん、花屋さん、喫茶店も、ガソリンスタンドも、定食屋も、スーパーでさえ閉まっていて気持ちがざわつく。
母は「市の人口は増加してるのよ」と
少々能天気な様子で話していた。
夕方は近所に住む
高校の同級生宅に夕飯をご馳走になりにいった。「私は友達がいのない性格だ」と何故だかひとりでぐずぐず考えて止まらない。本当は迷惑かもしれないなどと思いながらも遊びに行くと、
いつもながらの
大歓迎、大歓待で出迎えてくれた。
彼女は料理も上手い。
そして
夫である彼は話を聞くのが上手い。
夫婦漫才のような話を聞きながら、
どんどん気分が晴れてくる。
20時を過ぎると2人の同級生がワラワラと
やってきて、ますます盛り上がる。
もう卒業して30年以上経つけれど
変わらず仲が良い。
その仲間に、私も入れてもらってるんだな。
何も考えずに
お腹いっぱいご飯たべて
ただ話して笑って
すっかり霧が晴れたような気分になった。
そもそも
能天気な家系なのである。
帰省前のウジウジ気分は
ほら、アレ!アレに違いないと
確信する。
思春期と一緒の
ホルモンの暴走期間"更年期"。
言葉にナイフを忍ばせて
隠しきれない私の中の悪人の
自制がきかないこともあるやもしれません。
皆さま
お気をつけて!