念願の引越をした。
子どもの学校を考えて選んだ、
環境はいいけれど
少し不便なこの団地とも
とうとうお別れだ。
物件はずっと探していたけれど
急ぐ理由はなく、なにより先立つものがなかった。
県外の私大に行った子どもに
全財産つぎ込んで
私はスッカラカンだったからだ。
子どもが独立して2年、学費の余波も落ち着き、やっと収入の全額を自分のために使うことができるようになった。
今の家賃より価格を上げて、真剣に探すことにした。
気に入った物件が見つかって、2LDKで空き待ちすることにしたが、立地のよいその物件はなかなか空室がでないと
申し込みに行った際に仲介業者が申し訳なさそうに言っていた。
ところが、その数日後にネット検索をしていると、私が空き待ちをしている物件の空室情報が出ており、私はすぐに内覧を申し込んだ。空き情報の連絡がなかったのは募集がかかったのがワンルームだったからだった。
結局のところ、内覧に行った帰りに、私はその部屋を契約した。ワンルームへ引越するのは想定外だったけれど、これを機に
私は、大規模な断捨離を敢行することに決めた。