souan-1969のブログ

熱しやすく冷めやすいままで生きていく

体感する音

小倉城内で

竹灯りのみゆらめく

小さな野外ステージで聴く

先住民の楽器は

森のざわめきや

フクロウの声

かすかな遠吠えまで聞こえるような音だった。

 


小さな女の子がお母さんの手を引いて、最前列に座って

聞き入っていたけれど

あの女の子は

どんな風景をみていたのかな。

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観たいと思っていた

映画「蜜蜂と遠雷」の

上映本数がどんどん減っていく中、

もう今日しかないと

起きぬけに意を決し

朝一本だけ上映していた映画館に観に行った。

 


とっても美しい映画だった。

原作を読んで観れば、

完成する。

 


文章でひようげんされた音楽や音が

素晴らしかった小説

音にまつわるものがたりを

画であらわした映画。

映画館で観れてよかった。

配役の全てがよかった。

 


スパイスみたいな

ブルゾンちえみ

片桐はいり

効いていた。

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音楽に素養がなくて

本当に残念。

だけど

あの女の子のように

音をきいて

自分なりの風景を感じるだけでも

充分な気がする。

そんな好きがあってもいいよね。