souan-1969のブログ

熱しやすく冷めやすいままで生きていく

MOTHER

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この映画を観たいと思っていながら

気がついたら上映は1館

1日1上映レイトショーのみとなっていた。

 

もう

いまいかなければ

見逃してしまう。

 

自粛、自粛で長いこと

映画館にもいってない。

 

上映開始時間20:45からのレイトショーで

遅い開始時間に

少々まよいながらも

映画『MOTHER』を観にいった。

 

セカチューでの

可憐で美しい姿形で

ヒューヒューだった長澤まさみの、

圧巻のマザーっぷりに

唸ってしまった。

 

孫が祖父母を殺害した

実際の事件をもとにした映画だけれど

現実の状況はもっと過酷で残酷だったに

違いない。

邪険に扱いながらもこどもを手放さない母と

どんな仕打ちを受けても慕い続けるこどもと

あえてダメな方を選んでいるかと思う

どうしようもない生活。

指の間隔が広すぎて

上手く掴み取れない支援の手。

不十分で不親切な行政の支援。

 

現場で支援をしていると

時々指一本ですら入らない

完璧な

悪循環無限ループがある。

それを思い出す映画だった。

 

幼少期も少年期も

演じた子役は

どちらも

素晴らしかった。

息子である周平の

「どうすればよかったんですかね。お母さんを好きなのはダメなことですかね。」

の問いかけが

すごく考えさせられて

苦しい映画だったけれど

やっぱり

映画館で見れてよかったと思う。