souan-1969のブログ

熱しやすく冷めやすいままで生きていく

さらばトンカツ

下書きに入っていた

稿を開いたら

真っ白だった。

単語すら残されていない。

 

なんか書こうとおもったけれど

何にも思いつかず閉じたという痕跡だけが残っていた。

 

わかる。

今日も、そうだから。

 

先日、訪問(現在訪問自粛中だけれど、事情があって特別訪問)に出た際に

噂のトンカツやでランチを食べた。

 

牛も豚も

ロース派の私は、奮発して上ロースを頼んだ。

ここのトンカツは

氷温熟成、低温揚げがウリの

"白いトンカツ"である。

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まずは塩で食べて欲しいとのこと。

3種類ある塩をそれぞれ小皿に出して

まずはヒマラヤ岩塩を付けて食べたところが、

さっくりとした衣。(全然あぶらっこくない!)

なんなのこの食感。

肉厚のピンクの豚肉はジューシーで

脂身すら甘い。

 

トンカツ自体、いつぶりだろうか。

3種類の塩を堪能した後は

わさび醤油。もう感動しかない。

 

ところが、4切食べ終わったところから

「スーン」っというため息が出て

箸が止まってしまった。

あーお腹いっぱい。

しかし、頼んだのはちょっとお高め上ロースで、意地でも残してなるものかと 

残りのトンカツを

せりあがってくる何かと格闘しながら

やっとの思いで完食した。

その後は、

職場に帰る道すがら、

午後からの仕事の最中、

帰宅中、

それこそねるがねるまで、

もうずっと胸焼け。

 

なんということだろうか。

私が、脂身の多い端っこから食してしまったからだろうか。(真ん中から食べれば!)

それとも、塩ばかりで食べてしまったからか。(濃厚ソースを途中でからめるべきだったのか。)そもそもヒレにすべきだったのか。(もっとお高いヒレを頼む勇気がなかった。)

頭痛すら伴うムカムカの中でいろいろ考えながら、本当はなんとなくわかっていた。

トンカツが悪いわけではないと。

 

いろんなものが、もう消化できない身体になってしまったのだと。

 

わかっているのだ。

 

もうロースは無理。

たっぷり油を吸った厚い衣も

もう無理なのだ。

さらばトンカツ。

もう一人前は無理なんです。

だけど、時々はたべたい。どうしても。

なので

今度からは、誰か一切れたべさせてください。