その名の通り
断食をした。
きちんと先生について行ったので
ファスティングと言おう。
やってみた理由は特にない。
ダイエットの一環でもあるし、
腸活の一環でもあるし、
もともと興味があったところに
ファスティングをやっている友人からの紹介があったことが1番大きい。
ファスティングにも、いろんな流派とか
やり方があるみたいだけれど
私がやったのは"酵素ジュース"を飲みながらやるタイプのもの。
期間はなんと
5日間!
5日間も酵素ジュースと水で過ごすという
なんたる暴挙。その間固形物は一切摂らない。
私は人生初の試みで、
空腹でどうにかなってしまうのではないかとドキドキしていた。
結論からいうと
私は死ななかったし、
昼休みに隣の同僚を襲って
弁当を横取りすることもなかった。
むしろ4日目なんか
空腹すらかんじなくなっていた。
辛かったのは
2日目から3日目にかけての頭痛。
原因は不明で、初めはぼやんと
しばらくするとキリキリ、ギューギューとあちこちが痛む。しかし、いつもはすぐに服用する鎮痛剤も我慢(なんとなく。デトックス中に薬を入れてはいけない気がした。)
頭痛で苦しむ私をみて
先生から梅干しの許可が出たため
4日目に久しぶりの固形物となる梅干しを口にした。
「か い か ん っ」
美味しかった。ものすごく美味しかったけれども、それよりも、固形物をたべるという
その行為が快感すぎた。
最初に書いたとおり
実は空腹感はあまり感じない。お腹が空いて"怒り"を感じるのは2日目までで、それ以降は
ずっと食べなくてもいけるかもしれないとすら思えてくる。
だけど
すごく戸惑うのが
食事を摂るという行為をしないということだ。
ご飯の時間になると
お腹は空いていないのに
口が寂しい。何か口に入れて食べたくなってしまう。
いつもの夕飯なら
料理して、食べて、片付ける。
ファスティング中は
この一連の行為をせず、時間すらなんだか空虚に感じてしまった。
奇しくも大型台風到来で
スーパーのレジに長蛇の列ができていたり、陳列棚から食品がなくなるという報道がなされていたけれど
断食中なので
買う必要もない(でも、ニュースをみて、買い物に行かなければならないという気分にはなった。メディアの影響はすごいね。)
本当に不思議な感覚になる。
6日目に
回復食の1回目が始まるけれど、
これはメニューが決まっている。
クタクタに煮たとあるお野菜をたっぷりあつあつのお出汁と共に食べるんだけれど
これがまた美味しい。
お腹があったまる。
味を調えていない無頼な出汁のみだけど
それが身体に沁み渡る。
と思っている間に
究極のデトックスが始まる。
お腹すーっきり。
5日もたべないんだから
体重減すごいことになるよね。
6月からのダイエットで
停滞していた体重が
もう一段階進んだ。
お腹が空っぽなのだから
体重が減るのは当然で
問題は
この空っぽにしたお腹に何を入れていくかだ。
ファスティングで落とした体重は
戻っても仕方がないと
半分くらいは思っている。
だけど
この期間に腸を休め
細胞が入れ替わったのだから、
これから
身体が喜ぶものを体内に入れてあげたい。
時々は
ファスティングしてもいいかもしれない。